ハウツー2026年7月17日更新日:2026年10月10日 6分で読めます

iPhoneの通話履歴にフェイク着信を残す唯一の方法

iOSでは通話履歴に記録を打ち込めません。iPhoneの履歴に本物のフェイク着信の記録を残す唯一の方法、スクリーンショットを使う方法、避けるべき詐欺アプリを紹介します。

B執筆:Baptiste Garcia

このページの内容

結論

iPhoneの通話履歴は、手動では編集できません。iOSで「履歴」からできるのは記録の削除だけで、追加や変更はできないのです。iPhoneの通話履歴にフェイク着信の記録を残す唯一の方法は、実際に着信を受けることです。CallKitを使ったフェイク着信アプリなら、本物の電話と同じようにスマホが鳴り、自分で選んだ発信者名、時刻、通話時間で、iOS自身が記録を書き込みます。冗談やデモ用に画像だけ必要なら、スクリーンショット風の画像を作る方法もあります。そして、通話履歴を「編集できる」「取得できる」とうたうアプリは、すべて詐欺です。

iPhoneの通話履歴にフェイク着信を残したい理由は、意外とありふれたものです。飲み会を抜けたあとに「部長から電話があった」という話の裏づけにしたい、ドッキリを仕掛けたい、動画用のスクリーンショットを作りたい、特定の名前が入った「履歴」の見え方を試したい。どんな理由でも、仕組みは同じです。そして、ネットでよく見かける方法の多くは、実はiOSでは使えません。

このガイドでは、本物の履歴の記録を作れる唯一の方法、画像だけ必要なときのスクリーンショットを使う方法、そして避けるべき2つのもの、つまり手動での編集(不可能)と「通話履歴編集」アプリ(詐欺)について解説します。

iPhoneの通話履歴はフェイクで作れる?

作れます。ただし、方向はひとつだけです。iOSは通話履歴をシステムのデータとして扱っています。書き込むのは「電話」アプリで、適切な仕組みを使ったアプリは実際にスマホを鳴らすことで記録を追加でき、あなたは記録を削除できます。でも、普通のiPhoneでは誰であっても、通話履歴を開いて、実際にはなかった記録を打ち込むことはできません。編集ボタンも、履歴を書き換えるための外部アプリ向けの仕組みもなく、それを変えられる設定もありません。

残るのは2つの正攻法です。どちらが必要かは、その記録を何に使うかで決まります。

  • 実際のスマホに記録を残したい場合:誰かに見られるかもしれない「履歴」に記録を置きたいなら、CallKitを使った本物のフェイク着信を鳴らしましょう。iOSはほかの電話と同じように記録します。
  • 画像だけあればいい場合:冗談、ストーリー、デザイン案のために通話履歴の画像がほしいだけなら、スクリーンショット風の画像を作れば、スマホの本物の履歴に手を加えずに済みます。

CallKitを使う方法:iOS自身が本物の記録を書き込む

AppleのCallKitは、WhatsAppやFaceTimeのようなアプリが、純正の画面で着信を届けるための仕組みです。この仕組みを使ったフェイク着信アプリは、同じ入り口を使います。アプリが着信を起動すると、iPhoneが本物の着信画面で鳴り、iOSはほかの着信とまったく同じように「履歴」に記録します。

Introscapeを使った場合の流れは次のとおりです。

  1. 発信者を設定します。履歴に表示したい名前(「お母さん」「会社」、または番号)、写真、音声を選びます。
  2. 着信を今すぐ鳴らすか、履歴に記録を残したい時刻ちょうどに予約します。21時47分に「受けた」着信は、21時47分として記録されます。
  3. 着信を鳴らし、記録に通話時間を残したいなら電話に出ます。2分間つないだままにすれば、履歴には2分間話したように表示されます。拒否すれば、出なかった普通の着信として記録されます。

こうしてできるのは、通話履歴の記録の「まね」ではありません。iOSが作った本物の記録です。同じシステムを通っているので、ほかの履歴とまったく見分けがつきません。その記録に何が含まれるか(そして何が決して含まれないか)は、フェイク着信は通話履歴に残るのかで詳しく解説しています。

記録に表示される内容

  • 設定した発信者名または番号。名前が連絡先のどれかと一致すれば、本物の電話のときと同じように、iOSがその人の写真を表示することもあります。
  • 実際の時刻。フェイク着信が鳴った時刻が記録されます。だからこそ予約が大事です。不自然でない時刻に記録を置けるからです。
  • 電話に出た場合は通話時間。ここが話に説得力を持たせるポイントです。「不在着信」なら簡単ですが、4分間の通話の記録があれば、相手はそれ以上何も聞いてこなくなります。
  • 「フェイク」を示す表示は一切なし。iOSの画面上には、CallKitの着信と携帯電話会社経由の着信を区別する表示はどこにもありません。

正直にお伝えしておきたい制約がひとつあります。この記録はあなたの端末の中(と自分のiCloudの同期)にしか存在しません。回線を一切通っていないので、電話料金の明細や携帯電話会社の記録には決して載りません。スマホをちらっと見られる程度で済む話なら、これで十分です。でも、明細と照らし合わせて確認されるような場面では、どんなアプリも役に立ちません。そして、この食い違いは仕様どおりのものです。

スクリーンショットを使う方法:画像だけ必要なとき

目的がスマホの記録ではなく画像なら、通話履歴に触れる必要はまったくありません。ネタ画像、ストーリー仕立ての動画、アプリのデモ、UIデザインのために、着信画面や通話履歴の画像を作る人はたくさんいます。定番は、画像編集ソフトとテンプレートを使う方法か、演出した「履歴」をスクリーンショットする方法(フェイク着信を鳴らして、本物の履歴を撮影し、トリミングする)です。

演出してスクリーンショットを撮る方法は、手早くて見た目も正確です。作り直したものではなく、iOSが自分の画面を表示しているものだからです。着信を鳴らし、記録が残ったらスクリーンショットを撮り、その記録をスワイプして削除します。画像は細部まで完璧で、本物の履歴もきれいなままです。リアルな着信画面がどう見えるかは、フェイク着信ジェネレーターで、今すぐブラウザで確認できます。

記録の削除と、iOSでできないこと

iOSで通話履歴に対して手動でできることは、ひと言で説明できます。「電話」アプリを開いて「履歴」に移動し、記録を左にスワイプして「削除」をタップする(複数消すなら「編集」を使う)。できることはこれだけです。名前の変更も、時刻の編集も、追加もできません。脱獄(ジェイルブレイク)のような裏技を除けば、こっそり書き換えられるファイルもありません。

これを知っておくと、どちらの立場でも安心です。フェイクの記録はいつでも2秒で履歴から消せますし、ロック解除されたあなたのスマホに一時的に触れた誰かが、手作業で記録を仕込んだり書き換えたりすることもできません。

「通話履歴編集」アプリは詐欺

App Storeやネットで「通話履歴 編集」と検索すると、履歴を書き換えられる、恋人の通話履歴を復元できる、どんな番号の通話記録でも取得できる、とうたうアプリやサービスが見つかります。そのすべてを詐欺だと考えてください。セキュリティ企業のESETは、まさにこうした約束でユーザーに課金し、でたらめなデータを返していた約28個のアプリ群「CallPhantom」について報告しています。Appleのサンドボックスの仕組みにより、こうした約束は技術的に実現不可能です。だからこそ、このジャンルは詐欺ばかりなのです。誰も実現できないので、売っているのは悪質な業者だけというわけです。

Android用フェイク着信アプリのレビューで紹介した目安は、ここでも当てはまります。その約束自体が危険なサインです。まっとうなフェイク着信アプリは、あなたのスマホを、あなたの画面で鳴らし、あなた自身が削除できる記録を残します。ほかの誰かのデータにアクセスできるとうたうことは決してありません。

どこからがアウトなのか

人付き合いの口実の裏づけ、友達とのドッキリ、コンテンツ用のスクリーンショットのために、自分の通話履歴にフェイクの記録を残すのは、あなたが指示したものをスマホが表示しているだけです。フェイク着信そのものと同じ意味で、違法ではありません。線を引くのは使い方です。作った履歴を、もめごと、保険の請求、公的な手続きで証拠として出した瞬間、それはドッキリではなくなり、詐欺や証拠の偽造にあたりえます。境界線についてはフェイク着信は違法なのかのガイドで詳しく解説していますが、要するに常識の範囲です。人付き合いの小道具としてならOK、誰かを陥れる道具としてはNGです。

この記事のポイント

  • iOSでは通話履歴に記録を打ち込むことはできません。記録を残す唯一の方法は実際の着信で、CallKitを使ったフェイク着信アプリがそれを実現します。
  • 記録には発信者名、実際の時刻、電話に出た場合は通話時間が残り、携帯電話会社経由の着信と区別する目印はありません。
  • 画像が必要なら、着信を演出して本物の「履歴」をスクリーンショットし、記録を削除しましょう。どんなテンプレートより速くて正確です。
  • 通話履歴の編集や取得をうたうアプリは、詐欺だと報告されています。その約束自体が危険なサインです。
よくある質問

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