安全対策2026年7月17日 7分で読めます

位置情報を安全に共有する方法:出かける前のチェックリスト

位置情報をいちばん安全に共有するには、信頼できる1〜2人を選び、開始と終了の時間を決め、連絡のタイミングを決めておくこと。iPhoneとAndroidでの設定方法も紹介します。

B執筆:Baptiste Garcia

このページの内容

結論

位置情報を安全に共有するコツはシンプルです。本当に信頼できる1〜2人を選び、ずっとではなく決まった時間だけ共有し、いつ連絡を取り合うかを決めておくこと。iPhone(「探す」アプリや「メッセージ」での位置情報の共有)でもAndroid(Googleマップ)でも、信頼できる相手にあなたの居場所を正確に、無料で、1分もかからずに見せられます。常にオンにならないよう開始と終了の時間を決め、合言葉を決めておきましょう。簡単に抜け出す方法も欲しいなら、予約したフェイク着信のようなスマートな退席手段と組み合わせるのがおすすめです。ただし、本当に何かがおかしいときは、どれも110番や119番への通報の代わりにはなりません。

自分の居場所を誰かに伝えておくのは、昔からある安全のための習慣です。スマホのおかげで、今ではそれが10秒ほどでできるようになりました。デートの前、ひとりでの帰り道、よく知らない人たちとの夜の外出の前に、信頼できる人にあなたの位置情報がリアルタイムで更新されるのを見守ってもらえます。無料で、追加でインストールするものもありません。

位置情報を安全に共有する方法は、実はテクノロジーの話ではありません。必要な機能はもうスマホに入っています。大切なのは、本当の意味で安全な位置情報の共有につながるいくつかの習慣です。共有する相手を選ぶこと、開始と終了の時間をはっきり決めること、連絡を取り合うタイミングを決めること、そして帰宅したら共有をオフにする方法を知っておくことです。

位置情報の共有が、いちばん手軽な安全対策である理由

デートや帰り道、夜の外出で何かが起きたとき、前もって整っているといちばん役に立つのは、あなたのおおよその居場所を誰かが知っていることです。位置情報の共有は、まさにそれを実現します。いざというときに住所をメッセージで送るのを思い出さなくても、自動的に誰かに居場所が伝わります。危ない状況が起きるのを防いでくれるわけではありませんが、大きな「わからない」をひとつ消してくれます。

しかも追加の費用はかからず、新しいアプリもいりません。「探す」アプリもGoogleマップも、今すぐこれができます。本当に必要なスキルは、ツールを探すことではなく、すでに持っているツールをちょっとした計画と一緒に使うことです。この記事の残りでは、その方法を紹介します。

誰に位置情報を共有すべき?

何かあったときに実際に電話するような、1〜2人に共有しましょう。パートナー、親、きょうだい、いちばん仲のいい友達などです。グループLINEでも、誰でも見られるストーリーでもなく、あなたの番号を知っている全員にオンのままにしておく設定でもありません。大事なのは、特定のひとりが見守っていることで、情報を公開することではありません。

いい判断基準があります。あなたの位置を示す点が動かなくなったら、その人は気づくでしょうか。そして、実際に何か行動してくれるでしょうか。正直な答えが「いいえ」なら、別の人を選びましょう。ひとりより2人のほうがいいことも多いです。何時に外出していても、誰かが起きていて気にかけてくれる可能性が高くなるからです。これは、初デートの安全ガイドでも、初デートの前におすすめしている習慣です。

iPhoneで位置情報をリアルタイムに共有するには?

iPhoneには、位置情報をリアルタイムで共有する方法が標準で2つあり、どちらも新しいダウンロードは必要ありません。

  • 「探す」アプリ:「探す」を開いて「人を探す」タブをタップし、「位置情報を共有」を選んで、相手と期間を選びます。期間は「1時間共有」「終日共有」「無期限で共有」から選べます。相手は自分のスマホから、あなたの位置がリアルタイムで更新されるのを見られます。
  • 「メッセージ」アプリ:やりとり中の会話を開き、上部の相手の名前をタップして「位置情報を共有」を選びます。ふだん「探す」を見ない相手にも使えます。

デートや夜の外出なら、「無期限で共有」よりも「1時間共有」か「終日共有」のほうがおすすめです。外出が終わるころに、共有も自然に終わるからです。

Androidで位置情報をリアルタイムに共有するには?

Androidでは、Googleマップでできます。アプリを開いてプロフィール写真をタップし、「現在地の共有」を選んで、「新たに共有」をタップします。相手と、1時間や3時間といった期間を選べば、相手はちょうどその間だけ、自分の地図上であなたの現在地をリアルタイムで見られます。追加のアプリは必要ありません。

ここでも同じ習慣が役立ちます。思い出したときにオフにするまで共有し続けるのではなく、期間を決めて共有しましょう。そうすれば、安全な選択が最初から標準になります。

常にオンにせず、開始と終了の時間を決める

位置情報を安全に共有するというのは、身近な全員にずっとオンにしておくことではありません。実際の外出に合わせて期間を選びましょう。デートなら数時間、通勤ならその時間、あるいは決めた終了時刻までです。期間が終われば、共有は自動的に止まります。

これが大切な理由は2つあります。実用面では、時間制限があれば、あとでオフにし忘れることがありません。そして自分のプライバシーの面でも、誰かに見守ってもらう必要があるときだけ共有するほうが、全員にいつでも共有しっぱなしにするより健全な習慣です。

連絡のタイミングと合言葉を決めておく

地図の上を動く点は、誰かが実際に見ていて初めて役に立ちます。具体的な連絡のタイミングを決めておきましょう。何時までにLINEする、家に着いたら電話する、などです。その時間を過ぎても連絡がなければ、相手はすぐにあなたへ連絡すべきだとわかります。

出かける前に、合言葉を決めておくのも効果的です。ペットのことや用事のことを聞くような、誰の前で送っても不自然ではない普通の言葉で、実は「今すぐ電話して」「迎えに来て」という意味になるものです。前もって決めておけば、プレッシャーの中でとっさに考える必要がありません。

位置情報の共有と、スマートな抜け出し方を組み合わせる

誰かが自分の居場所を見られると思うと安心ですが、それだけで居心地の悪い場面から抜け出せるわけではありません。そこで役立つのが、スマートな抜け出し方です。予約したフェイク着信があれば、言い争いや長い説明なしに、自然で信じてもらいやすい理由で席を外し、スマホを確認し、好きなタイミングでその場を離れられます。

位置情報の共有との相性もばっちりです。「電話中」なら、いる通りの名前や到着予定の時間、友達がスマホであなたの位置情報を見ていることを、自然に口にできます。近くでそれを聞いた人には、あなたを待っている人がいることが伝わります。うまく使える言い回しは、身の安全のためのフェイク着信の使い方で紹介しています。リアルな着信がどう見えるかは、フェイク着信ジェネレーターを使えば、ブラウザですぐに確認できます。

はっきり言っておきたいことがあります。フェイク着信は、その場を簡単に抜け出すための人付き合いの道具で、本当の緊急通報の代わりにはなりません。本当に危険な状況なら、まず110番(警察)や119番(救急・消防)に電話してください。

終わったら共有をオフにし、誰が見られるかを見直す

家に着いたら、きちんと締めくくりましょう。「無事に着いたよ」とLINEして、位置情報の共有を終了し、必要以上に続かないようにします。期間を決めた共有はたいてい自動で終わりますが、確認しておく価値はあります。習慣でつけっぱなしになった共有は、意図した安全対策ではなくなってしまうからです。

ときどき、あなたの位置情報をずっと見られる人が誰なのかを見直すのもおすすめです。昔の友達、元恋人、一度許可してそのまま忘れていた共有などです。「探す」でもGoogleマップでも、共有相手の一覧を確認して、もう必要のない人を削除できます。

出かける前の安全チェックリスト

出かける前に、1分もかからずに確認しましょう。

  • 信頼できる1〜2人に、期間を決めて位置情報をリアルタイムで共有する。
  • どこへ行くのか、だいたい何時に帰るのかを伝えておく。
  • 連絡のタイミングと、シンプルな合言葉を決めておく。
  • 帰りの手段は自分で確保し、誰かに頼りきりにならないようにする。
  • 早めに帰りたくなったときのために、フェイク着信をスマートな退席手段として用意しておく。
  • 帰宅したら位置情報の共有をオフにして、「無事に着いたよ」と連絡する。

夜にひとりで行動するときの安全対策については、夜道をひとりで歩くときの安全対策の記事もご覧ください。

この記事のポイント

  • 位置情報は、誰でも見られるストーリーや大人数のグループではなく、信頼できる1〜2人に共有しましょう。何かおかしいときに本当に気づいてくれる人を選ぶことが大切です。
  • iPhone(「探す」や「メッセージ」)でもAndroid(Googleマップ)でも、位置情報のリアルタイム共有は無料で、1分もかからずにできます。
  • 無期限に共有するのではなく開始と終了の時間を決め、出かける前に連絡のタイミングと合言葉を決めておきましょう。
  • 予約したフェイク着信のようなスマートな抜け出し方と組み合わせましょう。ただし、これはあくまで安全対策のひとつで、緊急通報の代わりにはなりません。
よくある質問

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